日本は世界の平均と比べて雨がよく降る国です。
降水量は、1971年から2000年にかけての平均値で、年平均1718mmにもなります。
ちなみに世界平均は、880mmです。
日本は世界平均と比べて、約2倍雨がよく降る国なのですね。
ちなみに国内の降水日数の最多記録は、上越で観測された年間206.9日です。
なんと、1年で3日に2日近くのペースで雨が降ったことがあるのです。
これほど雨が多い国ですから、ゴルフをするときもいつも晴天というわけにはいきません。
時には、小雨以上の大きな雨の中でプレーすることもあります。
雨の日のプレーは大変なことがたくさんありますよね。
体が濡れて冷えたり蒸れたりするのはもちろん、グローブが濡れて手元が滑ります。
プレーの爽快感だけではなく、スコアにも響きます。
そこで、雨の影響をできるだけ抑えるために雨具の準備が重要です。
雨の日のゴルフで必要になるのは、傘、水がしみ込まないシューズ、濡れても手元が滑りにくいグローブ、タオルです。
濡れたまま過ごすのがいやな場合は、インナーウェアやソックスなど服の予備も必要になります。
あとは雨具も忘れてはいけません。
雨具と一言で言っても、さまざまなものがありますよね。
コンビニなどで安価に手に入る雨合羽、ゴルフ用のレインウェアなど、価格もさまざまです。
使う人が好みに合わせて選ぶのが一番ですが、ひとつ気をつけたほうが良い点があります。
それは、雨具の素材と通気性です。
雨具には、完全防水で吸湿性がないタイプと防水性と透湿性を併せ持つタイプがあります。
完全防水で吸湿性がない雨具に、ゴム引きの雨合羽があります。
雨合羽の特徴は、雨は通さないものの蒸れることです。
外からかかる雨をはじく反面、体が発散する水蒸気を通さないため、水蒸気が合羽の内側にこもって水滴になります。
そのため、雨がかからないにも関わらず体が濡れてしまいます。
防水性と透湿性を併せ持つ雨具には、登山用やゴルフ用のレインウェアがあります。
透質性が製品と特徴として紹介されているものです。
この特徴は、蒸れにくいことです。
外からかかる雨をはじきながら、体から出る水蒸気は通すため、水蒸気がレインウェアの中にあまりこもりません。
汗は雨と同じく液体であるため、レインウェアの中にこもってしまいますが、全く湿気を通さない雨具と比べると快適さは格段に向上します。
また、着用してスポーツをすることを前提に設計されているため、動きやすいことも大きなメリットです。
雨の中でゴルフをプレーするときは、素材や設計に注目して使いやすい雨具を選びましょう。